“話って何かな?”
“好き”
“ごめん”
“理由を聞いてもいい?”
“僕は…”
〜〜〜〜〜
僕が和と出会ったのは大学生の2年
中庭のベンチで本を読んでると、急に話しかけられた。
“ねぇ?”
“はい?誰ですか?”
“私は2年の井上和!”
“その井上さんがなんのよう?”
“私と友達になって!”
これが僕と和の出会い…
それから友人になった僕達は何かと一緒に行動することが増えた。
とっている授業も一緒、昼食も一緒、サークルも一緒
周りからは付き合ってると誤解されることもあった
和と出会ってから1年が過ぎて3回生になった春
僕は和に告白をされた…
とても嬉しかった、僕も好きだったから
でも告白を断った、断るしかなかった
理由をもちろん聞かれた
でもそれを和に伝えるわけにはいかない
伝えたら優しい君は僕に同情する
だから伝えられない…僕が癌なんて…
医師によると僕の余命は5年
余命宣告されたのが高校3年の時…
後2年で僕は死ぬ、それなのに和の隣になんて立てない
告白を断ってからは和と一緒にいるのをやめた
断った手前申し訳ないと思った、それにこれ以上一緒にいたら
未練が残る…だからこそなるべく鉢合わせをしないようにした。
それでも彼女は諦めなかった…
“〇〇くん!!待って!”
“悪いけど、何度言われても告白を受け入れられない…”
“理由を教えて!理由がわからないと諦められない!”
まっすぐと僕の目を見つめる和。
“理由は…言えない、言ってもどうしようもないから”
そう告げると、和は悲しい顔をして一言
“わかった”とだけ返事をして立ち去った。
これでいい…これでいいんだ…
そう自分に言い聞かせると僕は次の講義に向かう。
〜〜〜〜〜
“……“
“〇〇くん…“
“また来たんだ…“
“うん、近くを通ったから“
僕は和の告白を断った半年後に大学の講義中に倒れた
急に胸が苦しくなったかと思った次の瞬間に目の前が暗くなった。
目が覚めると僕は病院の病室で目覚めた
ナースコールを押そうと横を見ると、椅子に座って眠っている和がいた。
〇「井上さん…」
和「んっ…〇〇くんっ!?起きたの!?」
〇「悪いんだけど、ナースコールを押してくれる?」
和「わ、わかった!!」
ナースコールが押されるとすぐに医師が駆けつける。
僕はどうやら3日間眠っていたらしい
起きてから1週間は検査の毎日
検査の結果、どうやら僕の寿命は1年と短くなった…
和「病気だったんだね…」
〇「うん」
和「だから断ったの?」
〇「そうだよ、2年以内に死んでしまう僕なんかと付き合っても井上さんが後悔するからね」
和「…私の事は嫌い?」
〇「嫌いじゃないよ」
和「なら好き?」
〇「…言えない」
和「答えて」
〇「言えない」
和「お願い」
〇「言えないよ…」
顔を伏せる〇〇。
和「〇〇くん」
和が優しく僕の頬を両手で包み込み正面を向かせる。
〇「…っ」
和「お願い…聞かせて?〇〇くんの気持ちを」
〇「っ…好き…君が好きなんだ」
和「やっと言ってくれたね?嬉しい」
〇「ごめんっ…好きになって…」
和「ううん、謝らないで?私が聞きたい言葉は一つだけ」
〇「…僕と付き合ってくれますか?」
和「はい、あなたが眠りにつく日まで隣に」
僕の余命は後1年だ…
だけど怖くない、だって僕の隣には心暖かい大切な人がいるから
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この作品はフィクションです。
実際の人物・団体・場所とは関係ありません。
またこの作品内の表現や行動はあくまでも、
作品としてなので、実際に行っても、
責任は取りかねますのでご了承ください。


コメント
コメント一覧 (2)
ウチもう眠たくなったから寝るね♪
ごめんね~…明日仕事だからまた明日続き怖い話ししようね!おやすみ♪
つーちゃんより
にゃにゃみ@妄ツイ師
が
しました