1‘


ミサ「そういえば、あなた名前は?」


〇「黒石〇〇だ」


ミサ「あなた、相当強いでしょ?」


〇「あはは、どうだろうな」


ミサ「まぁいいわ、そろそろ着くわよ」


2‘


泉を通り過ぎて、たどり着いたのは花畑だった。


〇「ここに花の魔術師が?」


?「その通りだよ」


“パチンっ!”


急に後ろから声がする。


〇「っ!?誰だ!!」


3‘


後ろを振り向く〇〇。


?「やぁ、“この“時代では初めましてかな?」


〇「君は…」


?「まぁ自己紹介させてもらおうかな、私は生駒里奈!この時代では花の魔術師と呼ばれているよ」


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4‘


〇「どうして君がこの時代に?それにどうしてミサは動かない?」


里奈「う〜ん、少し君の認識が違うね、私はこの時代に“来た“のではなくて、この時代に“いる“んだよ」


〇「?」


里奈「私は精神渡りができるのだよ、そのせいで私はどの時代にも存在しどの時代にも存在しない」


〇「ますますわからん」


里奈「そこらへんの説明は難しいのでね、そういうもんだと思ってくれ、チョー簡単にいうとある条件下で時間を操れるってことさ」


5‘


〇「…なんとなく理解した」


里奈「話が早くて助かるよ」


〇「あとなんで俺の記憶が曖昧なんだ?俺は“あの”時代で過去を視たはずだ、それなのに断片的にしか思い出せない」


里奈「ん〜、それに関してはわからないなぁ〜」


6‘


〇「そうか」


里奈「まぁ呪いに関してなら少しばかし助言ができるよ」


〇「頼む」


里奈「まずは気づいてると思うけど、この時代はいわゆる神代(しんだい)だ、だから魔素が濃いんだよ、そのおかげで呪いの進行が止まっている、だからそんなすぐには死にはしないさ」


〇「やはりそうか」


7‘


里奈「だけどいつまでも進行が止まってるわけじゃないと思っていた方がいいだろうね、あとはマイちゃんを忘却の遺跡に連れていくといい」


〇「忘却の遺跡(ぼうきゃくのいせき)?」


里奈「あの村から北北西に800kmくらいの距離にあるよ」


〇「そこに何がある?」


里奈「なぁ〜に、行けばわかるさ」


8‘


〇「…わかった」


里奈「じゃあ時間を動かすよ?」


〇「頼む」


里奈「君の旅に幸福を!」


“パチン!”


9‘


ミサ「あれ?いつの間にそこに?」


〇「花の魔術師との話は終わった」


ミサ「え!?いつの間に!?」


〇「色々あってな、里に戻ろう」


ミサ「わかったわ」


10‘


〜〜〜〜〜


11‘


〇「ということで世話になったな、長老」


レナ「なぁ〜に、何もしちゃいないさ」


リサ「レンカ、またくるといい、君なら歓迎しよう」


レンカ「うん!またくるね!」


リサ「男!お前は来なくていいからな!」


12‘


〇「あ、あぁ」


ミサ「私もついて行くわ」


リサ「ミサ様!!いけません!!」


〇「どうしてだ?」


13‘


ミサ「う〜ん、なんとなくあなたが気に入ったわ!それに面白そうだし!」


〇「おいおい、そんなんでいいのか?」


リサ「ミサ様!!!!」


レナ「まぁまぁいいじゃないか、それにミサが旅をしてるのは今更じゃろ?」


14‘


リサ「よくありません!!」


ミサ「どうして?」


リサ「どこの馬の骨かわからないやつにエルフの姫であるミサ様を任せられません!!」


レンカ「〇〇さんは何処の馬の骨じゃないよ!」


15‘


リサ「しかしだな!」


ミサ「身分が証明されてばいいのね?」


リサ「え…まぁ…」


ミサ「なら私はこの人と結婚するわ!」

16‘


〇「え」


レナ「ほぅ」


レンカ「えぇえええええ!?」


リサ「ミサ様ー!?!?」


17‘


〇「お、おい」


ミサ「嘘よ、嘘」


〇〇の耳元で呟くミサ。


リサ「い、いけません!」


18‘


ミサ「悪いけど、あなたの意見は聞いてないわ」


リサ「っ…」


〇「まぁ…なんだ、そういうことだから俺らはもう行く」


レナ「あぁ、落ち着いたまた来なさい」


19‘


〇「わかった、いこう」


レンカ「は、はい」


ミサ「またね♪」


リサ「ミサ様ー!!!」


里を後にする〇〇一行。


20‘


〜〜〜〜〜


21‘


ミサ「それで、旦那様?」


〇「おいおい、それは演技だろ?」


レンカ「え!?演技だったんですか!?」


ミサ「あーでも言わなきゃ、ついて来れなかったからね〜」


22‘


〇「はぁ…で、なんだ?」


ミサ「そのマイって人は何者?」


〇「それは…」


レンカ「私の姉です…血は繋がっていませんが」


暗くなるレンカ。


23‘


ミサ「なんか訳あり?」


〇「まぁそんなところだ」


ミサ「聞いても?」


レンカ「マイ姉は…〇〇さんを盗賊に売ったんです…」


24‘


ことの経緯をミサに説明する。


ミサ「何それ…」


〇「まぁ仕方がなかったんだよ」


レンカ「〇〇さんは優しすぎます…仕方がなかったとはいえ、最低な行為です」


ミサ「喧嘩してるんでしょ?着いてくるの?」


25‘


〇「正直わからない」


ミサ「説得次第ってことね」


〇「そうだな」


レンカ「……」


26‘


ミサ「レンカ?」


レンカ「はい…」


ミサ「村に着いたらどうするの?」


レンカ「…村に残ろうと思います」


27‘


ミサ「どうして?」


レンカ「姉が行くのなら誰かが残らないと子供達が死んでしまいますから」


ミサ「そう…」


なんともいえない空気になる。


28‘


〇「見えたぞ」


村の入り口が見える。


ミサ「レンカ、ちゃんと考えなさいね」


レンカ「はい」


29‘


To be continued


30‘


この作品はフィクションです。

実際の団体とは関係ありません。

またこの作品内の表現や行動はあくまでも、

作品としてなので、実際に行っても、

責任は取りかねますのでご了承ください。